揺れたカーテンの隙間から見えるグランドが何処か寂しそう。
 人気のない校舎、自分以外に誰もいない教室。机の上の落書きは、消さない。
 零れ落ちそうなほどの沢山の思い出は、少しだけ此処に残していこう。
 そして、少しずつ……取りに来よう。笑いあった日々を、心に。

 ピリリ、と響いた携帯の着信。
 右から入って左に流れる、音。
 春先の、まだ少し冷たい……けれど、何かが暖かい風に髪を漂わせて三秒、携帯を手に取った。




そして僕は旅立ちを、告げる






一周年記念フリー小説(ということにしましょうか←
小説とか言ってるけど、そんな長さはナイ。
上にまとまりも、ナイ(笑